专利摘要:
蒸気装置(100)は、水を加熱して蒸気にするよう構成されるボイラー(300)を含む。制御装置(230、400)は、ボイラー(300)への水の流れを制御するために備えられ、ボイラー(300)は、リンス用水を排出するためのリンス用廃液管を備える。また、ストッパー(330)は、リンス用廃液管(320)に蓋をするため、そして、制御装置(230、400)を作動させるためのものである。ストッパー(330)は、リンス処理を開始させるための第一位置を有し、その第一位置において、リンス用廃液管(320)がストッパー(330)によって開かれてストッパー(330)が制御装置(230、400)を作動させるよう構成される。ストッパー(330)は、そのリンス処理を終了させるための第二位置を有し、その第二位置において、リンス用廃液管(320)がストッパー(330)によって閉じられてストッパー(330)が制御装置(230、400)を停止させるよう構成される。
公开号:JP2011514958A
申请号:JP2010535496
申请日:2008-11-27
公开日:2011-05-12
发明作者:シン チャダ,ジャスメート
申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ;
IPC主号:F22B1-28
专利说明:

[0001] 本発明は、蒸気装置に関し、特に、その蒸気装置のリンスに関する。]
背景技術

[0002] 蒸気装置の運転中、その蒸気装置のボイラーには水が供給される。そこで、その水は、蒸気を発生させるために加熱される。加熱の結果、そのボイラー内には、通常、湯垢が形成される。この湯垢の形成は、その湯垢がそのボイラーから放出され、更にはその蒸気を利用する対象にまで進められたときに問題を引き起こす。これは、その対象上に染みを生じさせ得る。更に、ある期間にわたって、そのボイラー内の水は、イオンによって徐々に汚染される。これは、蒸気発生中に水のみが蒸発させられ、一方で、その水の中にある他の成分のほとんどが残留するという事実のためである。汚染された水を含むボイラーでは、その水の加熱中に泡が発生し、それは、そのボイラーによる蒸気の連続的な供給を阻害することとなる。また、これは、その蒸気とともに水を放出し、そのボイラーからのスピッティングをもたらし得る。その湯垢がそのボイラーから定期的に取り除かれなければ、その水の入口及びその蒸気の出口が詰まり、そのボイラーの性能を低下させる結果となる。最終的には、そのボイラーは、更なる使用には適さないものとなり得る。]
[0003] この問題を解決するために、手動リンスのための排水穴を有するボイラーが提供される。リンス処理を実行する際、ユーザは、満足できる洗浄結果を得るために、そのボイラーに水を注ぎ込み、そのボイラーを振り、そして、そのボイラーを傾け且つ/或いは回転させる必要がある。それは骨の折れる工程であり、そのため、ユーザのうちの約半数しか定期的にリンスを行っていない。]
[0004] 国際公開第2007/007241号パンフレットは、スチームアイロンと、スチームを発生させるためのボイラーを有するボイラーシステムとを含むスチームアイロンシステムであり、そのスチームアイロンとそのボイラーとがスチームホースを通じて互いに接続されるスチームアイロンシステムを開示する。そのボイラーシステムの動作中、そのボイラーには湯垢が形成される。その湯垢をそのボイラーから取り除くために、そのボイラーシステムにおいて、一定間隔で、自動リンス処理が実行される。そのリンス処理の間、そのボイラーの底部に配置される水出口に接続されるリンスバルブが開かれ、そして、そのボイラーからリンス容器に水が排出される。その処理において、湯垢粒子は、水の流れとともに運ばれる。]
[0005] 好適には、そのリンスバルブを開く前に、そのボイラー内で圧力が増大して、その水がそのボイラーから強制的に放出され、それによって、そのリンス処理の効率が高められるようにする。このシステムは、そのボイラー内でかなりの圧力が作られるようにそのリンスバルブを閉じたままでのポンプ動作を利用し、その後に、その加圧された水を放出するようにそのバルブが開かれる。リンスバルブの使用は、高価であり、且つ、その湯垢粒子によって詰まり得るので信頼性に劣る。そのような自動リンス処理及び他のそのような処理において、そのリンス処理の間にユーザに対して課される制限(例えば、待ち時間、及び、この期間中の器具使用に対する制約)をそのユーザに納得させるのは極めて困難である。更に、そのボイラーの加圧とリンスとの順次処理は、リンス時間を増大させる。]
先行技術

[0006] 国際公開第2007/007241号パンフレット]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の目的は、使いやすさの点においてそのリンス機能を実質的に改善する蒸気装置を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0008] この目的を達成するために、本発明は、水を加熱して蒸気にするように構成されるボイラーであって、そのボイラーへの水の流れを制御するための制御装置を備え、また、リンス用水を放出するためのリンス用廃液管を備えるボイラーと、そのリンス用廃液管に蓋をするための、また、その制御装置を作動させるためのストッパーであって、リンス処理を開始させるための第一位置であり、そのストッパーによりそのリンス用廃液管が開かれてそのストッパーがその制御装置を作動させるように構成されるところの第一位置と、そのリンス処理を終了させるための第二位置であり、そのストッパーによりそのリンス用廃液管が閉じられてそのストッパーがその制御装置を停止させるように構成されるところの第二位置と、を有するストッパーと、を含む蒸気装置を提案する。そのストッパーの二重機能は、使いやすさの点においてそのリンス機能を実質的に改善する。]
[0009] 本発明の実施例によると、そのストッパーは、キャップ又はボールバルブ等である。用語“ストッパー”は、その状態が、開かれた状態/取り外された状態と、閉じられた状態/取り付けられた状態とによって調節され得る装置を表すために用いられる。開かれた状態又は“取り外された”状態において、そのストッパーは、流体又は流体の混合物の流れを通過させることができる。閉じられた状態又は“取り付けられた”状態において、そのストッパーは、そのような流れを遮るようにする。]
[0010] 本発明の別の実施例によると、その制御装置は、バルブを含む。用語“バルブ”は、その状態が調節され得る装置を表すために用いられる。開かれた状態において、そのバルブは、流体又は流体の混合物の流れを通過させることができる。閉じられた状態において、そのバルブは、そのような流れを遮るようにする。]
[0011] そのストッパーがその第一位置にある場合、そのリンス処理は、そのバルブを開くことによって開始する。その水は、そのボイラーに流れ、そして、その水タンクからやってくる水の流れのために、そのリンス用廃液管を通じて外に流れ出る。]
[0012] 簡単なリンス処理の確保に加え、水タンクとそのボイラーとの間にあるそのバルブは、そのボイラーを簡単に満たすことができるという利点を有する。従来の(限られた自律性を有する)蒸気装置は、ポンプを含んでおらず、そのユーザは、水をそのボイラーに直接注入しなければならない。そのような場合、そのボイラーを満たすために、そのユーザは、そのスチームをそのボイラーから逃すために、そのボイラーの頂部に配置されたセーフティキャップを開く必要がある。このことは、二つの問題を引き起こす。そのユーザは、そのセーフティキャップを開くことができるようになるまで、そのボイラーが冷えるのを待たなければならない。そのセーフティキャップを開く際に、そのセーフティキャップから抜け出る熱い蒸気のために、そのユーザが負傷する恐れがある。その水タンクと、その水タンクとそのボイラーとの間にあるそのバルブとを備えることは、そのボイラーの充填方法を改善する。水を注入できるように、そのユーザは、好適には、そのストッパーを僅かに作動させてその水タンクとそのボイラーとの間のバルブ接続を開くようにするが、そのリンス用廃液管を閉じたままで維持する。そのような場合(すなわち、蒸気処理のためにそのボイラーを用いた後)、そのボイラー内には空気が存在しないが、実質的には蒸気と水が存在する点に留意すべきである。そのバルブを開くと、その使い残しの蒸気がそのボイラーから、そのバルブ及びその水タンクを介して大気中に抜け出てくる。その蒸気が抜けた後、そのボイラー内の圧力は減少し、そして、その水タンクからの水は、真空が創出されたために吸い込まれ、その結果、そのボイラーを満たすこととなる。]
[0013] 本発明の更に別の実施例によると、その制御装置は、ポンプを含む。用語“ポンプ”は、状態が調節可能な装置を表すために用いられる。スイッチオン状態において、そのポンプは、流体又は流体の混合物を汲み上げることができる。スイッチオフ状態において、そのポンプは、そのような流れを遮るようにする。]
[0014] その蒸気装置は、水を蓄えるよう構成される水タンク、その水を加熱して蒸気にするよう構成されるボイラー、その水タンクからそのボイラーに水を供給するためのポンプ、及び、そのリンス用廃液管に蓋をするためのストッパーを含む。そのストッパーは、リンス処理を開始させるための第一位置であり、そのリンス用廃液管がそのストッパーによって開かれてそのストッパーが、そのボイラーに水を供給するようそのポンプを作動させるための第一信号を送信するところの第一位置と、そのリンス処理を終了させるための第二位置であり、そのリンス用廃液管がそのストッパーによって閉じられてそのストッパーが、そのポンプを停止させるための第二信号を送信するところの第二位置とを有する。]
[0015] 好適には、そのリンス用廃液管は、そのボイラーの底部に配置され、そのボイラーからほぼ全ての水を排出することができるようにする。その処理において、その水は、そのリンス用廃液管を通じて、主に重力の影響下で、また、その水タンクからやってくる水の流れのおかげで、そのボイラーから流れるのを許容される。このように、湯垢粒子、及び、場合によっては他の混入物質の、そのボイラーからの効率的な除去が実現される。]
[0016] 本発明の別の実施例によると、その蒸気装置は更にリンス指示器を有し、そのリンス指示器は、リンスの必要性をユーザに示すよう構成される。その指示器は、どのような性質のものであってもよく、機械的、電気的、電子的、或いは電子機械的な指示器のいずれであってもよい。指示は、その蒸気装置の使用時間、又はその使用の程度に基づくものであってもよい。その蒸気装置は、例えば、その蒸気装置の動作を監視するマイクロコントローラやメモリICといった適切なコントローラを備えていてもよい。そのコントローラからの入力に基づいて、リンス指示器は、そのユーザに対してリンスの必要性を示すようにする。その指示器は、例えば、音響信号又は視覚信号を提供することによるといった任意の適切な方法で、そのユーザに指示を提供するよう構成されてもよい。好適には、その指示器は、そのボイラーの温度が所定値を下回った場合にのみ、オンとなる。]
[0017] 本発明の別の実施例によると、そのボイラーは、そのストッパーがその第一位置とその第二位置との間の位置にある場合にその蒸気を放出するよう構成される。その放出された蒸気は、その水タンクに向けられる。そのストッパーが部分的に開かれると、そのボイラーとその水タンクとの間にあるそのバルブは、部分的に開かれてそのボイラーの蒸気をその水タンクを通じて大気中に放出する。それ故に、そのユーザは、そのボイラーが熱い間にそのユーザがそのストッパーを誤って開いた場合であっても、熱い蒸気にさらされることがない。そのユーザがそのストッパーを完全に開くまでに、その蒸気は、そのバルブを通じて放出されるからである。]
[0018] 本発明の更に別の実施例によると、その装置は、そのボイラーからの水を受け容れ、且つその水を収容するためのリンス容器を含み、そのリンス容器は、そのストッパーの外側に取り外し可能に配置される。リンス容器を有する蒸気装置がリンス処理に用いられた場合、その処理で用いられた水は、そのリンス容器内に受け容れられ、ユーザがその容器をそのボイラーから取り外してその水を廃棄するまでその容器内に残留する。そのリンス容器の利点は、そのリンス処理が実行されるときに、そのボイラーの出口又はそのリンス用廃液管の出口に接続される放出部材を、別の容器又はシンク等の上に位置決めする必要が無いという点にある。]
[0019] 本発明の好適な実施例によると、システムアイロンは、上述の蒸気装置を含む。そのシステムアイロンの主要な機能は、水から蒸気を生成することである。その水は、塩及び他の混入物又はその水が運ぶ構成成分を置き去りにする。使用時間にわたって、(溶解した或いは沈殿した)これらの混入物及び塩は、そのアイロンからの湯垢の放出、(泡形成による)そのアイロンからの汚れた熱湯の放出、及び、アイロン掛けされる対象における染みの形成といった、様々な問題を引き起こす。ボイラーのリンスは、そのシステムアイロンが円滑に機能するのに不可欠である。]
[0020] 本発明は、同様の部材群が同じ参照符号によって示される図面群を参照しながら、より詳細に説明される。]
図面の簡単な説明

[0021] ストッパーがその第一位置にある、本発明の実施例に従った蒸気装置を示す。
ストッパーがその第二位置にある、図1aの蒸気装置を示す。
ストッパーがその第一位置にある、本発明の別の実施例に従った蒸気装置を示す。
ストッパーがその第二位置にある、図2aの蒸気装置を示す。
ストッパーがその第一位置にある、本発明の更に別の実施例に従った蒸気装置を示す。
ストッパーがその第二位置にある、図3aの蒸気装置を示す。
蒸気装置を含むシステムアイロンを示す。] 図1a 図2a 図3a
実施例

[0022] 本発明は、特定の実施例に関して特定の図面群を参照しながら説明されるが、本発明がそれらに限定されることはない。請求項における参照符号はいずれも、その範囲を限定するものとして解釈されてはならない。記載された図面群は、単なる概略的なものであり、限定的なものではない。それら図面群において、いくつかの要素群のサイズは、説明目的のために誇張されて縮尺通りに描かれていない場合がある。明細書及び特許請求の範囲において用語“含む”が用いられた場合、それは、他の要素又はステップを除外するものではない。単数名詞が参照される場合に不定冠詞又は定冠詞(例えば“一の”、“一つの”、“その”である。)が用いられた場合、これは、他の何かが明確に述べられない限り、その名詞の複数形を含むものとする。]
[0023] 更に、明細書及び特許請求の範囲における用語“第一”、“第二”、“第三”等は、類似要素群を区別するために用いられ、必ずしも順番や時系列を説明するためのものではない。当然のことながら、そのようにして用いられるそれらの用語は、適切な状況の下で置き換え可能であり、本書に記載される本発明の実施例群は、本書に記載され或いは図示されたもの以外の他の順番で動作可能である。]
[0024] 更に、明細書及び特許請求の範囲における用語“頂部”、“底部”、“上”、“下”等は、説明目的で用いられるものであり、必ずしも相対位置を説明するためのものではない。当然のことながら、そのようにして用いられるそれらの用語は、適切な状況の下で置き換え可能であり、本書に記載される本発明の実施例群は、本書に記載され或いは図示されたもの以外の他の配置で動作可能である。]
[0025] 図1a及び図1bで示されるように、蒸気装置100は、水タンク200及びボイラー300を含む。水タンク200は、水入口210、水出口220、及びバルブ230を備える。スプリング232は、トリガーされると、バルブ230を押し開ける。ボイラー300は、入口310を備え、チャネル240を通じてその水タンクの出口220に結合される。ボイラー300は、ストッパー330によって蓋をされるリンス用廃液管320を有する。そのボイラーは、蒸気出口バルブ350に結合された蒸気出口340を有し、蒸気出口バルブ350は、例えば電気的に作動させられるバルブである。] 図1a 図1b
[0026] 図2a及び図2bは、ボイラー300と水タンク200とを接続するポンプ400を含む蒸気装置100を示す。ストッパー330は、スイッチ410にも結合される。そのスイッチは、コントローラ420を介してポンプ400に接続される。] 図2a 図2b
[0027] 図3a及び図3bはまた、スイッチ410がそのストッパーに結合されていないことを除き、図2a及び図2bと同様である。] 図2a 図2b 図3a 図3b
[0028] 図4は、蒸気装置100が蒸気出口340及び蒸気出口バルブ350を介してシステムアイロン500に接続されることを除き、上述の図面群の何れにも類似している。そのシステムアイロンは、蒸気トリガー502を備える。マイクロコントローラ510は、蒸気装置100の動作又は使用を監視するために配置される。そのマイクロコントローラは、システムアイロン500上に配置された、或いは、そのボイラーを収容するスタンド上に配置されたリンス指示器505にこの情報を供給する。] 図4
[0029] 全ての実行で用いられる原理は、ボイラー300をリンスし洗い流すためのものであり、リンス用水の流入及び流出の双方を制御するストッパーを用いて、多量の溶解塩を含む水を洗い流すばかりでなく、湯垢粒子の除去をも可能にする。]
[0030] 図1a及び図1bで示されるように、リンス機能のために電気を使用することのない、完全に機械的な実行が実施され得る。バルブ230は、ストッパー330がその第一位置にある場合に、水タンク200からの水がボイラー300に流入できるようにする。そのリンス処理は、以下のステップ群を有する。ユーザは、その指示器(図示せず。)(例えば、点滅するランプ及び/又はテキストディスプレイ若しくはグラフィックディスプレイである。)でリンス指示を見て、図1aで示されるように、リンス用廃液管320に蓋をするストッパー330を開く。そのストッパーが開かれてその第一位置となった場合、水がボイラー300内に入りそのボイラーを洗い流すことができるよう、スプリングがバルブ230を押し開ける。その水は、リンス用廃液管320を通じて洗い流される。そのユーザは、そのリンス用水を集めるために、(外部の)トレイ、シンク、又はそのシステムの内部トレイ(図示せず。)を用いる。リンスが完了した後、そのユーザは、図1bで示されるように、ストッパー330を元に戻す。ストッパー330がその第二位置にある場合、バルブ230は、バルブ230を通じて水がボイラー300内に入ったり蒸気がボイラー300から出たりすることができないよう、閉じられたまま維持される。] 図1a 図1b
[0031] ストッパー330が開かれた場合、及び、ボイラー300が熱い場合には、熱い水や蒸気が出ることによる火傷のために怪我をする危険がある。従来のボイラーでは、ストッパー330は、ボイラー300が十分に冷えた後でのみ開かれる。この蒸気装置100では、ストッパー330が第一位置と第二位置との間の位置にある場合、すなわち、ストッパー330が部分的に開かれた場合に、バルブ230は、ボイラー300からバルブ230を通じて水タンク200に蒸気を放出する。これは、ボイラー300の内部の圧力を顕著に低減させる。この特徴は、別の利点を有する。それは、ボイラー300の容易な充填を可能にする。ボイラー300を水で満たすことができるようにするため、そのユーザは、好適には、水タンク200とボイラー300との間のバルブ230を開くために、ストッパー330を部分的に開き或いはそのねじを緩めることができる。そのような状態において(すなわち、蒸気処理のためにそのボイラーが用いられた後には)、ボイラー300内には空気が存在せず、実質的に蒸気と水とが存在する点に留意すべきである。バルブ230を開き、その蒸気がバルブ230及び水タンク200を介して大気中に抜け出た後、水タンク200からの水は、真空が創出されたために吸い込まれ、その結果、ボイラー300を満たす。それ故に、水の充填が容易になり、ポンプなしであっても実現され得る。水タンク200とボイラー300との間にあるバルブ230を用いると、そのボイラー内で創出された真空のおかげで、必ずしも重力の助けを必要とすることなく、水タンク200からボイラー300へ水が流れるので、水タンク200は、必ずしもボイラー300の頂部にある必要はなく、どこにあってもよい。]
[0032] 更に、水タンク200の内部に水が存在しない場合にバルブ230の作動を阻止するための手段があってもよい。水タンク200が空の場合にストッパー330の位置の変化を用いてバルブ230の作動を阻止するフローターアセンブリがあってもよい。]
[0033] その装置が未だプラグインされている間にそのユーザがリンスを実施する状態である図2a、図2b、及び、図3a、図3bで示されるように、そのリンス処理は、電気的に実行されてもよい。これは、ボイラー300を通じて水を洗い流すためのポンプ400の使用を伴う。そのポンプの作動は、様々な方法で実施される。ストッパー330を取り外す行為は、図2aで示されるようにそのポンプを作動させることができる。一方、そのユーザは、図3aで示されるように、ストッパー330を取り外し、その後に、スイッチ410を押下することによってそのポンプを作動させることができる。図3a及び図3bにおける蒸気装置は、ストッパー取り外し検出手段335を備える。] 図2a 図2b 図3a 図3b
[0034] 図2aに従ったリンス処理は、以下のステップを有する。そのユーザは、その指示器(図示せず。)(点滅するランプ又は他のディスプレイである。)でリンス指示を見てストッパー330を開く。ストッパー330に結合されたスイッチ410は、スイッチがオンされ、そして、信号がコントローラ420に送信され、そして、ポンプ400のスイッチをオンさせる。そのユーザは、この水を集めるための作り付けのトレイが存在しない場合、水を集めるためのトレイを配置する。そのリンス処理の後、そのユーザは、図2bで示されるようにストッパー350を元に戻し、このことが、ポンプ400を自動的にオフにする。別の実行では、コントローラ420からの信号を受信すると、そのポンプは、所定時間にわたってONとなり、ポンピングの停止のためにそのストッパーを適切な位置に戻すことを求めることなく自らを停止させることができる。] 図2a 図2b
[0035] そのリンス処理はまた、図3aで示されるように実行され得る。そのユーザは、そのリンス指示器が点滅し或いは表示しているのを見てストッパー330を開く。このことは、ストッパー取り外し検出手段335によって検出される。そのユーザは、ストッパー330のそばにあるスイッチ410を押下する。スイッチ410が押下されると、ポンプ400は、コントローラ420を介してスイッチがオンされる。ポンプ400は、ボイラー300の水による洗い流し及びリンスを開始させる。これは、ユーザが決めた時間だけ続き、その後、そのユーザは、スイッチ410の押下を止め、図3bで示されるようにストッパー330を固定し直す。そのリンス処理はその後終了する。その使用中はいつでも、そのユーザは、(例えば、水を集めるための容器を取り換えるために)スイッチ410の押下を止めることができる。好適には、そのストッパーの取り外しが検出手段335によって検出されない場合、スイッチ410の押下が、ポンプ400によるポンピングをもたらすことがないようにする。これは、通常使用の間にスイッチ410が誤って押下されたことに起因する水のポンピングを防止するための安全機能を形成する。オプション的に、そのユーザがストッパー330を固定し直すのを促すように、(視覚の或いは音響の)信号が与えられてもよい。更に、水タンク200の内部に水が存在しない場合にポンプ400の作動を防止するための手段があってもよい。これは、その水タンク内の水位を感知する別のセンサ(例えば磁気フロート式センサである。)によって、水タンク200が空であることが検出された場合に、スイッチ410からコントローラ420への信号を遮断することによって容易に実現され得る。別の実行では、ポンプ400は、一旦そのユーザからの信号を受信した場合に、所定時間にわたってオンのままとなり得る。更に、そのリンス容器の存在を継続的に感知し、そのリンス容器が不在となった場合にポンプ400を停止させるための手段があってもよい。] 図3a 図3b
[0036] 蒸気装置100は、図4で示されるように、システムアイロン500に接続され得る。そのユーザが蒸気トリガー502を押下した場合、その蒸気が蒸気装置100からシステムアイロン500に供給される。マイクロコントローラ510は、蒸気トリガー502が押下されている間の時間を監視することができる。蒸気トリガー502が押下された場合、蒸気出口バルブ350が開かれる。そのリンス指示器505は、蒸気処理時間又は使用時間の所定間隔で(例えば、蒸気出口バルブ350が開かれていた時間が10時間となる毎に)、点滅し(且つ/或いはビープ音を発し)或いはディスプレイ表示を行い得る。そのような場合、蒸気装置100は、蒸気出口バルブ350が開いていた時間を計測するための計測手段(図示せず。)を含み、マイクロコントローラ510は、蒸気出口バルブ350の開状態の時間の全長を記録するよう構成される。そのマイクロコントローラは、蒸気出口バルブ350が開状態であった時間の全長と、所定の時間長さ(例えば10時間である。)とを比較する。そのリンス指示器は、蒸気出口バルブ350の開状態の時間の全長がその所定の時間長さに達した場合に、点滅し或いはディスプレイ表示を行う。これは、リンス処理が実施されるべき時期を決定するための正確な方法である。] 図4
[0037] 図2a及び図3aの蒸気装置に適用可能な、リンス処理をトリガーするための適切な時期を決定するための別の方法は、ボイラー300に水を供給するためのポンプ400を含み、ポンプ400の作動時間の全長を決定するステップと、その全長と所定時間とを比較するステップとを含む。]
[0038] リンス処理が開始される時期を決定するための間接的な方法を適用することも可能である。例えば、ボイラー300が作動させられた回数が計数され、そして、リンス処理は、その作動回数の総数が所定数に達した場合に、開始させられる。上述の間接的な方法が適用された場合により高い確度を実現するために、ボイラー300の温度が様々な位置で測定される。そのボイラーの内部で湯垢が形成されるにつれて、それは、熱障壁のように作用し、その結果として、温度分布が乱されることとなる。それ故に、様々な位置で温度を測定することによって、温度分布が未だ通常の限度内にあるか否かを見出すことが可能となる。後者の場合、リンス処理が実施されるべきとの指示が得られる。]
[0039] 実現可能な多くの実施例群のうちの一つにおいて、その蒸気装置は、水タンク200がその蒸気装置に係合された回数、及び、その蒸気装置から外された回数の何れかから入力を得る処理ユニットを有していてもよい。]
[0040] 上述の入力のうちの何れか一方に基づいて、リンス指示器505は、点滅し或いはディスプレイ表示を行い、そして、そのユーザは、ストッパー330を取り外すことによってリンス処理を実施する。これらの入力に基づいて、マイクロコントローラ510は、リンス指示器505(例えば、システムアイロン500の前部又はそのボイラーのハウジングに配置されたLEDである。)を点灯させる。リンス指示器505は、(ストッパー330の取り外し又はスイッチ410の押下を感知することによって)そのリンス処理の開始を検出した後、リセットしてもよい。]
[0041] 本発明に従って、好適な実施例、具体的な構造及び構成が本書において説明されたが、当然のことながら、請求項によって定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、形状及び詳細部分における様々な変形又は修正がなされ得る。例えば、それら請求項がそのストッパーの第一位置及び第二位置を列挙しているという事実は、例えば、その蒸気装置の通常動作において蒸気処理のために水が加熱されるよう、そのリンス用廃液管が閉じられた状態で、そのボイラーに水が流れるようにするための第三位置をそのストッパーが有するのを排除することはない。単一のユニットは、それら請求項で列挙される複数の要素群の機能を実行し得る。相互に異なる従属請求項において特定の方策群が列挙されたという単なる事実は、それら方策群の組み合わせが有利点を得るために使用され得ないことを意味することはない。]
权利要求:

請求項1
蒸気装置であって:水を加熱して蒸気にするよう構成されるボイラーであり、該ボイラーへの水の流れを制御するための制御装置を備え、且つ、リンス用水を排出するためのリンス用廃液管を備えるボイラー;及び前記リンス用廃液管に蓋をするための、また、前記制御装置を作動させるためのストッパーであって、リンス処理を開始させるための第一位置であり、前記リンス用廃液管が前記ストッパーによって開かれて前記ストッパーが前記制御装置を作動させるよう構成されるところの第一位置と、前記リンス処理を終了させるための第二位置であり、前記リンス用廃液管が前記ストッパーによって閉じられて前記ストッパーが前記制御装置を停止させるよう構成されるところの第二位置とを有するストッパー;を含む蒸気装置。
請求項2
前記ストッパーは、キャップ又はボールバルブ等である、請求項1に記載の蒸気装置。
請求項3
前記制御装置は、バルブを含む、請求項1に記載の蒸気装置。
請求項4
前記制御装置は、ポンプを含む、請求項1に記載の蒸気装置。
請求項5
前記リンス用廃液管は、前記ボイラーの下部に備えられる、請求項1に記載の蒸気装置。
請求項6
リンス指示器を更に含み、前記リンス指示器は、リンスの必要性をユーザに示すよう構成される、請求項1乃至5の何れか一項に記載の蒸気装置。
請求項7
前記ボイラーは、前記ストッパーが前記第一位置と前記第二位置との間の位置にある場合に、前記蒸気を放出するよう構成される、請求項1乃至5の何れか一項に記載の蒸気装置。
請求項8
前記放出された蒸気は、水タンクに向けられる、請求項7に記載の蒸気装置。
請求項9
前記ボイラーからの水を受け容れて該水を収容するためのリンス容器を更に含み、前記リンス容器は、前記リンス用廃液管の外側に取り外し可能に配置される、請求項1に記載の蒸気装置。
請求項10
請求項1乃至9の何れかに従った蒸気装置を含むシステムアイロン。
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